【令和7年2月】法話箋226号
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「春の牡丹餅」
令和7年、春のお彼岸は、3月20日(木)のお中日(春分の日)を中心とした前後3日間。3月17日(月)〜23日(日)の7日間です。
お彼岸は、古来よりご先祖がいる彼岸(ひがん)と、私たちのいる此岸(しがん)が最も近くなる日とされ、亡きご家族へ思いを伝えやすい日と考えられて来ました。
同時にお彼岸の語源が、仏様の悟りの世界(彼岸)へ行くための修行、Paramita(パーラミター)であることから、私たちの仏道修行の期間であるとも考えられて来ました。
あまり難しく考える必要はありません。たとえばお彼岸の期間は普段よりすこし人に優しくしてみるとか、すこしのことで腹を立てないようにするとか、いつもより心穏やかに過ごしてみるだけでも立派な彼岸の修行です。
そして、お墓参りに行き、心を込めて手を合わせ。ご先祖様へ日頃の感謝の気持ちをしっかりお伝えすればそれでじゅうぶんです。